ビウダ・イ・ソブリノス・デ・ドミンゴ・エステソ
名工・ドミンゴ・エステソ亡きあと、未亡人と甥のコンデ兄弟が工房を引き継ぎ製作を行っていた時期のラベル。
横・裏板にシープレスを使用した薄めのボディ、表面板に透明のゴルペ板が貼られていたりなど、フラメンコギターを思わせる仕様ですが、フラメンコ用としてはやや高めの弦高に設定されているほか、比較的豊かな中音域や音の伸びの良さなど、クラシックギターとしての使用を意識した音色を備えています。
勿論、シープレスならではの、音のキレの良さ、速いレスポンス、独特の荒涼とした響きを備えており、ローズ系の楽器とは一味違う個性があります。