プエルトリコ出身の製作家、マヌエル・ベラスケスのギター。
60年代頃までは、ハウザーやトーレスなどの伝統的なタイプを意識したギターを製作していましたが、70年代頃からはより大型でパワーと音量のあるタイプを多く製作。
80年代に入ってからは元の伝統的なスタイルに回帰しますが、こちらはちょうど回帰したあたりの、小ぶりなボディのモデルになります。
密度の高い低音、柔らかく繊細な中音、ハリのある高音を備えた音色です。
全体的に太く明るい音で音量も豊かですが、繊細さも持ち合わせており、パワーと表現力のバランスに優れた1本です。