【CD】山下和仁＆山下紅弓ギターデュオ〈カランダール王子の物語〜山下和仁＋山下紅弓ギターデュオII〉

1. セイシャス〜山下和仁：ソナタNo.37
2. セイシャス〜山下和仁：ソナタNo.8
3. ヘンデル〜山下和仁：エアHWV604
4. ヘンデル〜山下和仁：メヌエット HWV602
5. ヘンデル〜山下和仁：メヌエット HWV603
6. ダカン〜リヨベー：かっこう
7. ハイドン〜フォルテア：セレナータ
8. テレマン〜山下和仁：カノン
9. テレマン〜山下和仁：グラーヴェ
10. ベートーヴェン〜山下和仁：ソナチネ ハ長調WoO 44a
11. チマローザ〜山下和仁：ソナタNo.25
12. チマローザ〜山下和仁：ソナタNo.33
13. チマローザ〜山下和仁：ソナタNo.79
14. バッハ〜山下和仁：ガボット〜イギリス組曲No.3より
15 スカルラッティ〜山下和仁：ソナタ K-9,L413
16. リムスキー=コルサコフ〜山下和仁：シェヘラザードより「カランダール王子の物語」
17. リムスキー=コルサコフ〜山下和仁：シェヘラザードより「若い王子と王女」

2003年、東京・浜離宮朝日ホールにてデビューした山下和仁＆山下紅弓ギターデュオ、翌2004年にローマ国際ギターフェスティバルに出演して以来、国内外で多数の演奏を行い好評を博している。2017年にCDアルバム『ランクラージュマン』を発表、ソルによる表題作を始め、カル、グラナドス、ヴィラ=ロボスらの作品を収めた同作は本格派ギターデュオの始動を告げる意欲作として各所で高い評価を受けた。それから3年後の2020年、同デュオのさらなる飛躍を示す2枚のアルバムが同時発売されることとなった。1枚が本盤『カランダール王子の物語〜山下和仁＋山下紅弓ギターデュオII』(KYBR-2002)であり、もう1枚が『スライドワルツ〜山下和仁＋山下紅弓ギターデュオIII』(KYBR-2003)である。詳細についてはぜひそれぞれのアルバムを実際にお聴き願いたいが、両盤とも選曲・演奏・録音に極めて秀でた作品であることは断言できよう。好事家のみならず、万人が楽しめると同時に、このギターデュオの並々ならぬ実力を実感し得る2枚の新たなる名盤の登場を心から喜びたい。

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