[DISC 1]
交響組曲『シェエラザード』(リムスキー=コルサコフ〜山下和仁)/小組曲(ドビュッシー〜山下和仁)/パスピエ(ドビュッシー〜山下和仁)/ディヴェルティメント(フランセ)/「グリーンスリーヴス」による変奏曲(伝承曲〜シャイト)/練習曲ロ短調「月光」(ソル フォルテア)
[録音]
1985年6月27日、新宿文化センターでのライヴ・レコーディング
1985年4月3日&4日、入間市民会館
1982年8月20日&21日、入間市民会館
1984年9月1日&2日、入間市民会館
1983年9月1日&2日、入間市民会館
[DISC 2]
トッカータ(プティ)/プレリュードとフーガOp.199-4(C= テデスコ)/セレナードOp.96-3(カルッリ)/ロンド〜対話風小二重奏曲Op.34-2 より(カルッリ)/スペイン舞曲〜歌劇『はかなき人生』より(ファリャ〜プジョール)/組曲(カウフマン)/セレナード(ジョリヴェ)/第一歩Op.53(ソル)/ソナタ・ニ長調Op.21(シャイドラー〜シャイト)/歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲(モーツァルト〜ジュリアーニ)/アンクラージュマンOp.34(ソル)
[録音]
1983年9月1日&2日、入間市民会館
1982年8月20日&21日、入間市民会館
1984年9月1日&2日、入間市民会館
山下和仁、山下尚子(ギター)
鬼才・山下和仁の還暦を記念してリリースされた全4 巻・各2枚組から成るベスト盤。山下がRCA で録音した35枚のアルバムの中から山下自身が厳選した音源をテーマ別に編んだものだという。集められた音源は1979 〜 97 年の間に収録されたもので、主に80 年代から多く採られているが、20 代の山下が切れ味鋭く縦横無尽に疾走する様が実に小気味良い。テーマ別に編まれた収録曲もヴァラエティに富むベスト盤に相応しい陣容であり、これだけでも十分に楽しめるが、山下尚子とのデュオによる新宿文化会館での伝説的な《シェエラザード》ライブ録音など貴重な音源も収められており、山下和仁という稀代のギタリストの足跡を多角的に窺い知ることができよう。現代作品の吉松 隆《天馬効果》や野田暉行《ギター協奏曲》では管弦楽をも圧倒する山下の鬼神の如き演奏を堪能でき、第3 巻のヴィラ=ロボス《12 のエチュード》等もここまで高速な演奏は他に類があるまいが、その一方でバロック・古典期作品の軽やかな明朗さや《コンポステラ組曲》《内なる想い》の静謐な佇まいも傾聴に値する。手頃な価格設定でもあるし、ぜひ全4 巻を買い揃えるべきであろう。非常に充実した内容であり好事家必聴のベスト盤である。[中川政弘](月刊「現代ギター」2022年3月号より)
※シリーズ全4巻のその他のCDもあわせてお楽しみください!
【CD】山下和仁の芸術[1]ミュージック・オブ・スペイン
【CD】山下和仁の芸術[3]ヴィラ=ロボス&ポンセ傑作集
【CD】山下和仁の芸術[4]ギター協奏曲集
※山下和仁のロングインタービュー掲載の【現代ギター22年3月号(No.702) 】もあわせてお楽しみください。
【スタッフのオススメ】
交響組曲『シェエラザード』(リムスキー=コルサコフ〜山下和仁)/小組曲(ドビュッシー〜山下和仁)/パスピエ(ドビュッシー〜山下和仁)/ディヴェルティメント(フランセ)/「グリーンスリーヴス」による変奏曲(伝承曲〜シャイト)/練習曲ロ短調「月光」(ソル フォルテア)
[録音]
1985年6月27日、新宿文化センターでのライヴ・レコーディング
1985年4月3日&4日、入間市民会館
1982年8月20日&21日、入間市民会館
1984年9月1日&2日、入間市民会館
1983年9月1日&2日、入間市民会館
[DISC 2]
トッカータ(プティ)/プレリュードとフーガOp.199-4(C= テデスコ)/セレナードOp.96-3(カルッリ)/ロンド〜対話風小二重奏曲Op.34-2 より(カルッリ)/スペイン舞曲〜歌劇『はかなき人生』より(ファリャ〜プジョール)/組曲(カウフマン)/セレナード(ジョリヴェ)/第一歩Op.53(ソル)/ソナタ・ニ長調Op.21(シャイドラー〜シャイト)/歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲(モーツァルト〜ジュリアーニ)/アンクラージュマンOp.34(ソル)
[録音]
1983年9月1日&2日、入間市民会館
1982年8月20日&21日、入間市民会館
1984年9月1日&2日、入間市民会館
山下和仁、山下尚子(ギター)
鬼才・山下和仁の還暦を記念してリリースされた全4 巻・各2枚組から成るベスト盤。山下がRCA で録音した35枚のアルバムの中から山下自身が厳選した音源をテーマ別に編んだものだという。集められた音源は1979 〜 97 年の間に収録されたもので、主に80 年代から多く採られているが、20 代の山下が切れ味鋭く縦横無尽に疾走する様が実に小気味良い。テーマ別に編まれた収録曲もヴァラエティに富むベスト盤に相応しい陣容であり、これだけでも十分に楽しめるが、山下尚子とのデュオによる新宿文化会館での伝説的な《シェエラザード》ライブ録音など貴重な音源も収められており、山下和仁という稀代のギタリストの足跡を多角的に窺い知ることができよう。現代作品の吉松 隆《天馬効果》や野田暉行《ギター協奏曲》では管弦楽をも圧倒する山下の鬼神の如き演奏を堪能でき、第3 巻のヴィラ=ロボス《12 のエチュード》等もここまで高速な演奏は他に類があるまいが、その一方でバロック・古典期作品の軽やかな明朗さや《コンポステラ組曲》《内なる想い》の静謐な佇まいも傾聴に値する。手頃な価格設定でもあるし、ぜひ全4 巻を買い揃えるべきであろう。非常に充実した内容であり好事家必聴のベスト盤である。[中川政弘](月刊「現代ギター」2022年3月号より)
※シリーズ全4巻のその他のCDもあわせてお楽しみください!
【CD】山下和仁の芸術[1]ミュージック・オブ・スペイン
【CD】山下和仁の芸術[3]ヴィラ=ロボス&ポンセ傑作集
【CD】山下和仁の芸術[4]ギター協奏曲集
※山下和仁のロングインタービュー掲載の【現代ギター22年3月号(No.702) 】もあわせてお楽しみください。
【スタッフのオススメ】