スイスの古楽総本山、バーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスにリュートを学び、イタリアを代表するリューティストの1人として活躍するパオロ・ケリーチ。前作、ヴィンチェンツォ・カピローラのリュート作品集(TC 470301)に続くタクトゥス(Tactus)からのソロ・レコーディング第2弾は、16世紀前半のミラノで活躍した印刷工であるアントニオ・カステリオーノが編慕し、1536年にミラノで出版されたタブラチュア譜によるリュート曲集。フランチェスコ・ダ・ミラノやマルコ・ダッラクイラ、ピエトロ・パウロ・ボローノなど、当時の優れたリューティストであり作曲家でもあった音楽家たちの作品が、ケリーチのリュートとビウエラの調べに乗って現代に響きます。※録音:2015年12月、スタジオ・プリヴァート・パオロ・ケリーチ(ミラノ、イタリア)(東京エムプラス)