【書籍】ロマン派の音楽~歴史的背景と演奏習慣/アントニ―・バートン・編、角倉一朗・訳

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既刊の『バロック音楽』『古典派の音楽』に続く、3巻のシリーズの完結編。1828年(ベルリオーズの作品1)から1914年頃までのロマン派時代を対象とした演奏の手引きである。鍵盤、弦、管、声楽の各分野の章、そしてその前後に、すべての分野に共通する章(「歴史的背景」「記譜法と解釈」「原典資料とエディション」)が置かれている。学問的知識のみならず、演奏体験をもつ音楽家によることが特色。「はじめに」はロジャー・ノリントンによる。ドニゼッティ、ベッリーニ、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ヴァーグナー、フランク、ブルックナー、ブラームス、グリーグ、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルなどの作品、J. N. フンメル、L. シュポーア、C. フレッシュ、M. ガルシアなど当時の教本を、譜例入りで取り上げている。楽器や絵画などの図版も。人名索引、事項索引付き。(音楽之友社)